所在 大阪府枚方市
   (最寄り駅:京阪 枚方公園駅)
    助産師:黒田晴代
 
     

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ケア内容栄養の話

 

■ 1 ■
  「母と子の栄養学」by山田豊文氏の講演より
     H15.11.8 大阪助産師会研修会にて
牛乳は健康によくない
ミネラルバランスが栄養の基本
脂肪の摂り方が細胞の機能を決める


氏は杏林予防研究所所長、分子栄養学博士。ミネラル分析の最大機関である、米ドクターズデーター社の分子栄養学の指導者としての資格を持つ。分子栄養学による予防医学の啓発と栄養指導を行い、数多くのスポーツ選手の活動をも支えている。著書に「ビタミン・ミネラル革命」(総合法令出版)「あなたの「からだ」は訴えている」(総合法令出版)「頭のよくなる栄養辞典」(国土社)など多数あり。

今までおっぱいのトラブルのある方に言っていたことが、かなり合理的に説明されていた上に、「栄養」とはという認識を新たにするお話でした。またくるみの会でも報告しますが、以下に内容を紹介します。氏は特に妊婦と子供の食事には必要な知識であると強調されていました。

 1、消化酵素が活性化していないと、栄養は毒になる  
                 
  食物には栄養もあるが毒もある。そもそも消化とは、一個のアミノ酸まで分解されて水に溶ける状態となった上で細胞に取り込まれ、細胞内でDNAに基づいて人間に必要なエネルギーや細胞の再生、増殖に利用される過程であると同時に解毒の過程でもある。この消化の過程で重要な触媒となるのが酵素であり、これはDNAに基づいて体の中で作られる。つまり酵素がないと栄養は消化されないばかりか、排泄も十分されず体内にとどまって、たんぱく質であればアンモニアを生成して骨の中のカルシウムを溶かす毒になる。また腸内にアミノ酸のカスがたまって腸壁を損傷し、アミノ酸がまだ三個にくっついている状態、いわゆるアレルゲンを獲り込んでしまう。
  このことから牛乳は、黄色人種や黒色人種では1歳頃以降ラクターゼという牛乳の消化酵素の活性がほとんどなくなるので、栄養よりは毒となり得る。牛乳の摂取量が格段に上がった戦後に、骨粗しょう症がどんどん増えているのは、やはり不自然な話である。牛乳より少しの海草を食べたほうがカルシウム確保で効果がある(この意味は2で説明)。日本人はもともと野菜と海藻と少量の魚で生きてきた人種で、消化酵素もこれらに対応している。腸も長くて野菜を消化しやすくできている。また今の牛乳は成長ホルモンや抗生剤を使っているのでその排泄ルートは乳である。これを人間がとると体内の環境モルモンのバランスを狂わせる。そして今世界で母乳中のダイオキシン濃度は日本が一番高いというデータもある。妊婦と子供には絶対牛乳は飲ませてはいけない。
  肉も同じである。日本人は胃酸の分泌量も欧米人に比べて少なく、消化酵素も十分対応していない。消化しきれない肉の分解産物は、腸が長いため腸内にとどまる時間も長く、その間アンモニアを発生することになる。

2、酵素の活性にはマグネシウムが必須                              

 消化酵素が作られるとき必ず必要なのがミネラルである。ミネラルとはナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、硫黄、塩素、亜鉛、マンガン、銅、鉄、セレン、ヨウ素等だが、中でも細胞の電気的刺激に重要な役割を果たすのはカルシウムとナトリウム、カリウムで、そのバランスを保っているのがマグネシウムである。痙攣やチックから突然死にいたるまで血中のマグネシウム濃度の低下が関連している。骨のカルシウムを蓄えるのもマグネシウムがないととどまらない。マグネシウムは光合成の産物なので緑の野菜をできるだけ生でとることが大切。海藻もよい。そして浪費しない。マグネシウムはアルコールや疲労、ストレスで消費される一方、食性の合わない(体質的に消化酵素の少ない)たんぱく質で、腸壁が損傷されるといくらとっても吸収されない。マグネシウムがしっかり血中にあると栄養が効率よく吸収され筋肉の緊張も適度で、疲れない、キレない、集中力が出る。

3、脂肪が細胞膜を作る                                       

 細胞膜は栄養を取り込み、老廃物を排出し、起炎物質が入ってきたら速やかに免疫機能を発揮するといった働きがある。つまり細胞膜の状態は抵抗力に関連があり、アレルギーや炎症を起こしにくくさせるにはこの細胞膜の状態が良好である必要がある。そこで食事の中でよく使われるリノール酸は細胞膜の不飽和脂肪酸のバランスを崩してしまう。植物油(コーン油、紅花湯、ごま油)、マーガリン、ショートニングはだめ。αリノレン酸が必要。これは亜麻仁油(フラックスオイル)やしそ油、クルミ、亜麻の種、大豆、海藻に含まれる。外食でフライは厳禁、菓子類は全滅。細胞膜は脳のシナプス(刺激を伝える物質)を受け取る量とスピードを決めるから、αリノレン酸は頭の回転をよくする。妊娠中からしっかりαリノレン酸を摂ると良い。 
                                                          
 4、何を食べるか                                            

 「まごはやさしい」
「ま」は豆
「ご」はごま
「は」はわかめ
「や」は野菜
「さ」は魚(青魚)
「し」はしいたけ
「い」はいも
野菜は生で摂ると野菜の持つ酵素を補給できて消化力が上がる。氏はファスティングといって野菜ジュースのみの断食療法を提案する。そして赤ちゃんはやはり母乳のほうがミルクより食性に合うが、安全な母乳という点で、食事を考える必要があるとのこと。

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